子供が親を育てる とかいいますよね。
「自分って、成長している」と感じますか?
それは、どんなときですか?
それは充実感もあるかもしれませんが、
もしかしたら、結構居心地がわるいものかもしれません。
青い鳥は家の中にいるけど、みつける方法は家の外にあったりします。
「成長できたと感じられる瞬間」
今まで経験した仕事、子育て、また人生すべてでいえることですが、
精神面でも、肉体面でも、技術面でも、
「いままでできなかったことができるようになったとき」それが成長です。
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あるお母さんの発言で印象的だったのが、
「ああ、これで母親を卒業できた」そう語ってくれたことです。
息子さんは高校生だったのですが、登校拒否をされていて、
悩んでいらっしゃったそうです。
その課題に真正面から取り組んだ時に、卒業できたと感じれたそうです。
直面したくないことに、しっかり向きあい成長できたのです。
ちなみにその翌日から息子さんは登校するようになりました。
もちろん登校はたまたまですが、親の成長ってこういうことなんです。
どうにもならない問題は、何度も、何度も目の前にあらわれます。
まるでそれが自分への人生の問いであるかのように。
そんなときはいままでとは別の方法を試してみることです。
同じだから変わらない、自分が変わるから解決できる。それが成長です。
子育てって、その頻度が高くなることだと感じます。
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「人生脚本とトラウマ」
うまくいかない原因は、昨日とかわらず同じことを繰り返すからです。
その原因がトラウマだったり、思い込みだったりします。
偏った考え方に従う自分が現実の子育てでトラブルを起こします。
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子育てしていると、いわゆる地が、自分の本性があぶりだされます。
こんなに怒りっぽかったの? とかこんなにきつい人間だったの?
自分に嫌悪感を抱いたりさせられます。それが理想と現実のギャップです。
実は、現実の自分は目に見えない脚本に従って生きています。
私は「本当は」こういう人間だから、「だって」結局こうだもの、
そういう脚本が心の奥底にあります。これがあるから別の選択ができません。
これをまざまざと見せつけてくれるのが子供です。
ありがたいですよね(笑)
慣れ親しんだ脚本を破り捨てる、そうすれば人として成長できます。
気分悪かったり、落ち着かないとか、あると思います。
つまり、それでいいということなんです。
過去とは違う、別の方法だってことは、つまり変化しているってこと、
それを成長っていうのです。居心地の悪さを歓迎しましょう。
結果として、脚本は別の分岐に入るので人生は変わっていきます。
おかげで僕も随分と違う人生に入りました(笑)
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「あたらしい組織とのかかわり」
自分が変わるためにもっとも効果的な方法があります。
それはいままでとは違う、人間関係の輪に属することです。
朱に交われば赤くなる、人は属する集団に影響を受けるものです。
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以前、僕はクリスチャンで、教会の住み込みスタッフをしていました。しかし、教会そのものから距離を置きました。信仰をもつ身ですから、棄教するような意味を持つのでなかなか外聞も悪いし、住む場所や、いままで生活を共にした仲間、教会の人脈すべてを失うことです。
気持ち的に、会社を辞めるよりよほど大変なんです。「清水の舞台から飛び降りる」という言葉が何度も頭をよぎりました。田舎でいえば村八分になるような覚悟でした。
何か変化をするとき、人は変化したくありません。
頭では変えなきゃと思いながら、なかなか難しい。
それは人間のホメオスタシスといわれる大切な機能です。
変わるきっかけになったのは、たくさんの組織に属していたからです。
会社、専門学校、エステサロン、スピーチクラブ、それら友人、知人たち、
いろんな人の価値観に触れ、体験をすることで人は新しい考え方を持ち、
生き方を比較するようになり、選択肢を広げることができます。
今日から明日に向かっての人生の脚本の分岐が増えるわけです。
子育てという閉鎖された世界だけでは、選択肢は少ないのです。
いろんな世界を知ることは、親として抱える課題を解決することができる、そういうきっかけになるでしょう。
とはいえ、ちょっとしたことから始めればいいのだと思います。
今までしてなかったウォーキングを始めるとか、そういうレベルからです。
体も変われば、思考もかわってくるものです。
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今、いい脚本でうまくいってるなら問題ないのですが、
もし問題があるなら、脚本を修正したほうがいいと思います。
本当はこうでなくてもいい。落ち着かないけど、こんな気持ちになってもいい、
そういう瞬間が増えれば脚本は書き換わっていくのだと思います。
子育てを通してそれがもっとも顕著に現れる、それは親としての特権なのかも
しれませんね。
イジョウ、フジワラ(*´・∀・*)デシタ。