これは今日の出来事。
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朝、仕事をしていると、子どもがアニメをみたいと言ってきた。
「見るのはいいけど、ご飯食べてから」というと、
文句をいってぐずってきた。
冬、よくある風景のように、暖房の前に陣取って、さめざめとぐずる。
今日もまさにそんな感じだった。

ごはんを食べてもらうために、
無理に抱きかかえて、食卓へつれていった。
食卓には妻がいた。
子供に、「何か文句があれば、おかあちゃんに言えばいい」と促した。
すこしづつ文句をいった。
そしてまたぐずった。
「食べないなら、もうとうちゃんも、母ちゃんも部屋に戻る」といった。
さすがに、それはいやらしい。
少し体制を持ち上げた。
そこで「なら、立ち上がって、手を洗っておいで」といった。
足を踏み鳴らしながら、地団駄踏みながら、満そうに立ち上がった。
いやいや手を洗いにいった。
今日はそこで少し褒めてみた。
ほめちぎってみた。

すごい、よく手を洗えた。気持ちを抑えて、ぐずぐずせずによくできた。
よく椅子に座れた。落ち着いてよく椅子に座れた。
ぐずぐずせずに、よくいられるね。とほめた。
さらに落ち着いて食事をとり始められたことをほめた。
感情に振り回されず、よく冷静に食事をとれているとほめた。
昨日はできなかったのに、大きくなってる証拠だよとほめた。
ほめちぎった。何度ほめたか、というぐらいほめた。
そして子供の反応が、いつのまにか本当に冷静になっていた。
これは素晴らしい体験だった。
とにかくほめた、真実なことをほめた。
自分が実感することを、躊躇なくことばにした。
そしていつのまにか、子供が冷静になっていた、
子どもを評価して、認めるとうことが
これだけ効果があると実感したことはなない。
ほめるというよりも、認めてあげるということ。
親がどう、評価してくれるのか、ということ。
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認める、大事なんだなと痛切に感じた。