【傾向】子供の気質【対策】

「なんですぐに返事できないんだろ？」

「どうしてみんなと一緒に遊ばないの？」

「なんでそんなカンタンに嘘がつけるの？」

イライラして、叱りとばしても
何度、懇切丁寧にお話しても、
あの手この手をつかっても、うまくいかない。

当然ながら理由があるんです、法則です。

「彼を知り己を知れば百戦殆（あやう）からず」

子育て戦略の一つが気質を理解することで
大幅に子育てが気楽になります。

そもそも「戦い」を「略（はぶく）」いう意味です。
余計な戦いはもうやめましょう。

子供の気質を認めること

気質とはかんたんにいうと「刺激への反応」です。
同じことをされても、人によって反応が違います。


SAT理論の気質タイプでは以下の６つがあります。
“日頃の自分”を想定して下記サイトで、
チェックしてみてください。

気質コーチングONLINE

５点か、４点であれば、該当気質です。
状況、状態、環境によって変わります。

カンタンにタイプをまとめてみると、、、

（※気質をクリックすると、気質ごとの子育てがわかります。）

上３つが、性格にまつわる気質、
下３つが、ストレスの反応にまつわる気質です。

・・・人は、それぞれ

“なにも考えず簡単にできること”　と、
“努力してもむずかしい”　

ことがあるということです。

親の側だって、そうですよね。
子供の側にだって、あります。
もともとが、そういうものです。

つまり問題ではないのです、
受け容れる、諦めることが一番です。

人間の持つ複雑さの理由

この気質をいくつか“複合して”もつのが人間です。


私は、この気質すべて４と５です。
複合すればするほど、より多くの「葛藤」を感じます。
すべてあると、頭の中が以下の例のようなことになります。

例）循環気質と粘着気質と自閉気質の複合の場合・・・

フラットで自由な関係がいいけれど、なかなかタメ口をきけない。
相手のペースに合わせるけど、自分のペースを崩されると腹が立つ。
人を待つことができるけど、人から待たされると嫌。
一人で静かに過ごしたいけど、誘ってくれないと寂しい・・・

頭の中にいろいろ人がいるみたいなものです。

これを理解できないから、
その処理がむずかしいから、
人によっては苦しむわけです。


これはギフトでもあります。


それが子供の成長につながるからです。
より多面的な価値観を理解でき、
多くの人の気持ちがわかる人になります。

気質学は統計学

気質は、統計の産物です。
数多くの人の傾向を刺激と反応でまとめたのです。

この気質について、
いくつかの統計学とパターンが似ています。
占いも統計学だからでしょう。非常に面白いですね。

カンタンにですが、以下のようにまとめてみます。

循環気質に共通する要素

・素質論のベクトルA (Authority=権威、権力)
　⇨周囲に一目置かれるスケールやステータスを手に入れ、
　　いつも元気に輝いていたいタイプ
・動物占いの太陽グループ
　⇨権威、権力、安泰、直観重視、感性、自由

粘着気質に共通する要素

・素質論のベクトルH (Human=人間性)
　⇨なるべく人と対立や競争をせず、周りと仲良くしていきたいタイプ
・動物占いの月グループ
　⇨原理、使命、人間関係、独創的を追及、相手の満足、規範重視

自閉気質に共通する要素

・ベクトルE (Economy=経済性、実利性)
　⇨誰にも邪魔されずに、自分のペースで好きなことをできる世界を
　　築きたいタイプ
・動物占いの地球グループ
　⇨現実的、自分の満足、機会、勝利、費用対効果

以上、子育てのサポートとしてお役立てください。
大事なのでもう一度、
人は単一の気質でなく「複合した気質」を有します。

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