自己表現と逆刃刀

親は子への絶対的なアドバンテージがあります。
それは「親だから」という理屈です。

それはほんとに、正しい?
それ、自分に非はない?
ちょっと、きつい言い方をしてない?

そういうことがあるのが子育てです。

逆刃刀の精神

人を傷つける表現というのは、非常に簡単です。
ややもすると、親は子どもを怒ることに
「慣れて」しまいます。
怒ってしまうのは、仕方ない。
だって、忙しいし、と。

自己表現が大事だ、大事だと僕は言っていますが、
技術を学んでも、本質を理解できてないと、
あやまって用いることが多々あります。
すると、諸刃の刃になります。
いや、ただの片刃の刀になることのほうが多いでしょう。

相手を非難し、相手を攻撃し、
自分は正しいという、安全圏です。

そもそも自己表現の本質は、

漫画『るろうに剣心』の逆刃刀(さかばとう)と同じです。

抜く前に、抜く理由を問う

逆刃刀(さかばとう) 

刃が向いているのは、常に自分です。
自分に常に向き合うことになります。

真に自己表現の技術を習得していると、
相手を殺傷することはまずありません。

それは、痛みがあるもの

自己表現の本質は、
見たくない自分に向き合い
目を背けたい自分を直視する
そういうにがい側面もあります。

みんな正しいのです。

ただ、人を攻撃するのは、とてもかんたんです。
ただ、自分だけが正しいと、思いがちです。

そういうものだから、

そして本当の表現というのは、
むしろ、痛い目を見ることになる

それが自分とむきあうということなんです。

イライラして、子供に切りつける前に、
自分の本当の欲求と感情に目を向けてください。

目を背けたいことが、
実は本質を突く言葉になります。

子供を通してみえる、それは
実は自分の向き合うための、機械になのかもしれません。

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