子供が勉強をやる気を維持するためにも、仲の良い家族でいつづけるためにも
親自身がその両親に執着しないことが、もっとも効果的で、唯一の道です。
そして、それは子供の精神状態にとてもよい影響を与えます。
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結婚をしたら、あなたの優先順位は伴侶が一番でなければ「なりません」。
ここは断定系で申し上げます。
それは自分の親の考え方を優先しないためです。
どんなに大切な存在で恩義があったとしても、親の影響を排除しないと、
夫婦それぞれ、育成過程の常識が違うために、必ず衝突します。
「伴侶へ配慮 < 親への気遣い」になります。
結婚関係で我慢しなくなった現代、家族崩壊が起こりやすいのです。
日本の夫婦の離婚理由で最も多いのは「性格の不一致」です。
日本シングルマザー支援協会の江成道子代表理事によると、
性格の不一致とは、心無い一言の積み重ね、すなわちモラハラです。
つまり伴侶への配慮の不足、相互理解への努力不足ということです。
その原因を突き詰めると、必ず各家庭での育成に起因しています。
現代、「結婚のありかた」を自ら学ぶ人は非常にまれです。
自分の育成された家庭環境と伴侶の家庭環境を、対等に見つめないと、
「相手の非常識」がモラハラの種となり、結果「性格の不一致」になります。
結婚したら優先順位は、親から伴侶へ変えなければ「なりません」。
これは「人は、その父母を離れ・・・」と聖書にも書かれているとおりです。
伴侶を最優先にして、お互いの一致を目指すのです。
ちなみに僕は結婚するずっと前から、優先順位のことを両親に伝えていたし、
妻にも、子にもしっかり伝えています。
おかげで妻は僕のことも優先してくれます。大切にされてると実感します。
それをみた子供は、結婚っていいもの、だと実感し、家族関係に安心します。
結婚とは、親を捨てることなのです。