重要)依存先を確保せよ!

子育ては、苦しいときありますよね。

仕事してて 距離を適度にとれる環境なら、いいのですが、
四六時中、付きっ切りになると、
子どもの要求をはね付けたくなります (ノ ̄皿 ̄)ノ

そのために自立しろ! とはいいません。そんなの無理だからというお話。
苦しいときは、たくさんの依存先があるといいよというお話です。

「とにかくやる」はNG

かつて僕は、苦し~いキリスト教徒でした。
業界でいうところの( ´艸`)クルシイチャンです。
その教会で住み込みの共同生活をしていました。

日曜のお説教のあとは、みんなで食事をとる時間があります。
厨房があって、ちょっとしたランチをつくって、みんなに提供する。
そしてそれが終わると、片づけがあります。
それがすごい嫌だった。
老若男女、皿洗いなんてやりたくありません。
でも、僕は率先してやってました、なぜなら。
皿洗いすることで、自分の存在意義が保たれると思えたからです。

当時の僕は、苦しかったです。

ただただ、苦しかった…
誰よりも遅くまで奉仕作業して、目は死んでました。
頭では信仰こそが大切とわかっていても、本質は行動にとらわれていた。

これを専門用語で「行動義認」といいます。
神様的にいいますと、みごとにNGです。
どんなにやっても神様は、「信仰にしか興味がない」んです。
ちなみにこれを「信仰義認」というそうです。

この苦しい状況から自分が解放された経緯が今回のポイントです。
これが子育てと関係があるのか・・・大ありなんですよ。

ちなみにその教会の名誉のために念をおしますが、
教会とそこの信者さんがカルトなわけではありません。

そして、本当に、本当にいろいろあって、結局教会を去りました。
「清水の舞台から飛び降りる」まさに文字通りの覚悟でした。

ストーカーにならない方法

とらわれていた行動をやめられた理由、それは、
当時、教会だけでなく、いろんな場所に顔をだしていたからです。
息抜きの場になったからだけでなく、広く視野を持てたんです。
これが本当によかった。

そのときに関わっていた組織はこれだけありました。

1.会社…コンサルしていたので膨大な組織を横から眺めることができた
2.声優…たまに仕事もあったり、先輩や仲間の業界での生き方をみれた
3.エステ…男ながら女性ばかりのエステに通っていた(2000年代)
4.話し方教室…わりとのんべーが多かった。
5.老舗のお茶屋…入り浸ってちょくちょく世間話をしていた

いろんな組織と仲間に恵まれていました。

僕がそこの教会のスタッフだけで、他を知らなかったら、
今頃、どうなってたかなぁと思ったりします ( ̄▽ ̄*) 

ここがポイントです。
「人間関係で一つの組織しかないと、そこに依存するしかありません」

僕は教会をやめることがとても恐怖でした。
それ以外のコミュニティでは生きていけないと思っていました。

「多くの組織に身を置くこと」

これが心を広くもつ、柔軟になれる秘訣です。
恋愛も、仕事もまったく同じです。
見込み客が少ないと、苦しいですよ。
好きな相手も複数いたほうが、気が楽です ヾ(~∇~;)

みんな錯覚している!


「自立とは、依存先を増やすこと」


小児科医の熊谷晋一郎さんは、 体に障害のある自らの体験から、
自立について、このように考えるようになったそうです。

おっしゃっていることをまとめると、以下のようになります。

人は、自立していると思っているが、「広く浅く」依存して生きている。

「広く浅い」からこそ、自立していると錯覚できてしまう。

だから「何にも依存していない」と感じられる状態こそが、

“自立”といわれる状態なのだろう…

https://www.tokyo-jinken.or.jp/publication/tj_56_interview.html

人は誰しも、助けられ生きているのに、
あたかも一人で生きていると思ってしまう。
ちょくちょく聞く話です。

活きるための手段をどれだけ分散できるのか。
ということです。

ちょっと考えてみてください。

ある正社員が会社から解雇されたとします。
ご本人は、早く就職しないとやばいと思います。
このままだと、貯蓄が減るし、奥さんに文句を言われる、
自分と妻の親になんていわれるかわかったもんじゃない。
子どもの将来もあるし、老後の設計もあるし…

この場合、あきらかに会社の収入に依存していますよね。

でも、会社の収入以外に、実家の資産、不動産収入、副業など
複数うの収入源が別にあればあるほど、
「自分は会社に依存していない」
「俺は自立してる」 って思っちゃうでしょう?

でも実際は、それぞれに分散しているだけ。
安心の理由を「広く浅く」担保しているだけということです。

「甘えられる能力」こそ自立の源

【自立】
( 名 ) スル
他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。
ひとりだち。独立。 「親もとを離れて-する」

大辞林 第三版

先述した熊谷先生は、自立についてこうもおっしゃっています。

私の一人暮らし体験は、親からの自立ではなくて、
 親以外に依存先を開拓するためでしたね

いやぁ、もう金言です。名言です。座右の銘にしてもいいぐらいです。
つまり、自立とは甘えられる能力であるともいえます。

どうぞ、自立した子育てのために
どんどん依存先を開拓していきましょう。
広く浅く、いろいろ頼れる、甘えられる人、場所を探しましょう。
他人が「もっと自立しろ」とか言っていたら、
にっこり「そうだねぇ~」といいながら、この記事を思い出してください。

その人もきっと錯覚しています(* ´艸`)
あなたも、自立していると錯覚するために、
どんどん頼れる場所、人を探していってください ヽ(〃’▽’〃)ノ☆゚’・:*

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