PM理論/家庭でお母さんが強い理由

(前回のつづき)


子育てってめんどくさくね? っていう
僕のような人向けの記事のつづきです。

リーダーシップの2要素


これからお話することは、
多くのお母さんが、当たり前のように実践し、
家庭で発揮しているリーダーシップです。
だから子供から好かれます。

リーダーシップ論で、PM理論というのがあります。

Pは、パフォーマンス … 目標の達成

Mは、メンテナンス  … 集団の維持

この2つを両立することが組織のリーダーに求められます。
家庭でお母さんが強い理由…

家庭でこの2つを相方に任せきりかもしれない?
ってことです。

ここでピンとくる方もいるかもしれませんが、
とくに高度経済成長期の日本のお父さんは、
このリーダーシップを家庭で発揮できていませんでした。

当時の「家族的経営」ということばに、
聞き覚えのある方がいるかもしれません。

当時のお父さんは、
会社という別の家庭があったんです。
会社に親(上司)がいれば、子供(新入社員)もいる。
自分が親になれば、子供の役割も果たしたんです。

そしてお父さん不在同然の家庭で、
家庭のP(目標達成)とM(心のケア)をしたのは、
お母さんでした。

だから自然と家庭での権威は、
お母さんになっていったのでした。

…すると子供が、お母さんのいうことを聞くのは、
あたりまえに思えてきませんか?

「それらしさ」は不要

家庭でのP…目標達成とはなんなのか、単純なことです。

・旅行でどこにいくか
・夕飯で何を食べるか
・帰省するかしないか

つまり、意思決定に関わることです。

どんなに恰幅がよくても、厳つい顔してても、
声がでかくても、利益を上げてても、意思決定に関われないとしたら、
役割として重要ではないですよね。
逆に、どんなに頼りなさそうな人でも利益を上げられなくても
なぜか会社の意思決定にかかわっていたり、
理由なく大事なミーティングに呼ばれる人は、組織の重要人物です。

計画に関われない=影響力がない

「やってる」ことが大事でもない

では、家庭でのM…メンテナンスとはなんなのか、
一言でいえば、こころのケアです。

どんなに、組織の重要人物でも、
自分のために時間を割いてくれない人、
自分のことばかりで、関わってこない人、
上から目線で子ども扱いする人、
そういう人についていきたいとは思えません。

こころをひらくのじゃぁ

逆でいえば、どんなに利益を上げなくても、
自分のことに親身になってくれる人の言うことは、
無視することはなかなか難しいものです。

リーダーにはこのPとMの両立が欠かせません。

重いんですよねぇー(*´Д`)腰が…

これだけです。
そして、これは、
そんなに難しいことでは・・・あります( ̄∇ ̄)

でも、

「ここで関わることが、子供とのよい関係につながる」

「ここで関わることが、よりよい家庭につながる」

そうおもって、
重い腰を上げてみてください。

重いんですよねぇー(*´Д`)
あーもー、重くておもくてぇえええ
PCデスクから、腰が離せない…ああ…

意識だけでもいいです。とりあえず。とりあえず意識です。

それで少し、変わってきます。

すると、ニンジンで釣るような接し方だけでなくて、
怒って従わせるだけじゃなくて、
納得して動いてくれることも増えてきます。
もちろん、難しいことの連続ですが…

そりゃ、あなただって、
よほど尊敬する相手でもないかぎり、
いうことホイホイききませんよね。

でも、

あなたも自分のことを理解してくれようとして、
自分のためにわざわざ時間をとってくれて、
日頃から下手でもフォローしてくれる人なら、
ぜったいむげにはしないんじゃないですか?

それはきっとお子さんの、心を動かします。

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