心が擦り切れて爆発してしまうぐらいなら、子供を放置するほうがいいです。
しかし日頃大切にしている親ほど、それが難しい。大切だからです。
そのためには、子供を捨てるぐらいの覚悟が必要です。
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放置するといいましたが。育児放棄をすると思わないでください。
あなたが日頃一生懸命に子育てしているなら、もし1日放置したところで、
子供の心はやんだりするわけないでしょう。
そこで、ほっとくことです。返事もしない。ごはんもつくらなくてもいい。
学校の準備も本人まかせ、お休みの日なら寝間着のままほっといてもいい。
きっと心配でそれが、許せないでしょう。でもほっとくことです。
「正しさより、愉しさ」
この1日を自分の正しさより、愉しさで行動してみてください。
まさに子供を捨てるほどの、勇気が必要なのです。
この勇気を出すぐらいなら、苦しく面倒見ているほうが楽なのかもしれません。
でも正しさによる子育ては、子供も苦しくなります。一旦立ち止まりましょう。
さてここで、冷静になってぜひこの時間で考えてほしいことがあるのです。
実は、子供と親の相性が悪い? のには、理由があるということです。
それはその子供を通して、親があたらしい選択をする機会を得るためです。
それらを冷静に見えるようになると、行動の、選択の幅が広がります。
たとえば・・・
・子供の嘘が許せないのは、あなたが他人のことばを120%信じるから。
・返事をしない子供が許せないのは、あなたが他人に反応しすぎるから。
・子供が寝間着のままが許せないのは、あなたが他人によく見られたいから。
つまり、もっと気楽にやれよ、ということを間接的に教えてくれています。
そう、これらの葛藤は自分の執着です。
執着を手放すために、子供があなたにやるように、
子供のいうことを真に受けすぎず、時には反故にし、
子供に反応したくないときには、相手を無視し、
周りからよく見られなくてもかまわないいと、自分を許すのがいいです。
もし、周りから何かいわれても、無視していいのです。
傍からみれば、そんなことだってあるよなーと思われる程度です。
そうすると、誰かがうまくやってくれるようになります。
たとえば伴侶、ほかの家族、子供自身、もしくは他人がです。
あなたがいなくても、たった1日程度しれたものです。
怖いですけど、ぜひやってみてください。
ああ、ちなみに僕もこれやってます。怖いですけどなんとかなりますょ。
それでどれほど気楽になれるのか、ぜひ体感してください。
子供を捨てる覚悟とは、自分の「執着を捨てる覚悟」です。