自己主張の戦略

            

言いたいことは1行に集約する

気に入らないことや、納得いかない出来事を相手に伝えるとき、

情報のぜい肉をそぎ落とすことです。これが戦略です。

シンンプルに、1行に集約すれば、とても伝わりやすいです。

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自己主張の本質は、誠実な感情と気持ちです。

そこに理屈ではない訴えの根源、行動の源泉、説得力があるからです。

日本人にはこれがもっとも効果があります。

当たり障りのない言葉は、お茶を濁すことになり相手に影響しません。

たとえば「不安だ」とか「困った」とかの言葉です。

伝えることには、かならず一つの主題があります。

それは感情と、気持ちの最大のもので、行動を決する理由です。

例えば君の名はでは、「気になる女の子とまた会いたい」です。

人間の主張も同じで、シンプルに1行にできます。例えば・・・

「イライラするのは、〇〇だったから」

これだけです。それ以外の小さいものは一切省いてください。

まずはこれを正直に把握してみてください。

クールダウンがとても大切なので、深呼吸しながら考えてみてください。

僕もつい熱くなって、相手に伝わるのに時間がかかることも多いです。

クールダウンして、1行に集約です。

口火を切るためのキーワード

感情や気持ちを利害関係がある相手に伝えることは、難しいです。

今後の付き合いのため、ついつい保身に走り、お茶を濁しがちです。

口火を切るキーワードは「モヤモヤしてる」がベストです。

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日常生活での課題は、大抵が否定的な感情からスタートします。

学校の先生や、地域の関係者、義母や義父、親戚などの場合、

うまく口火を切ることが関係を壊すかもと、不安になります。

そんなときは、こう口火を切ってください。

「納得できないことがあって、モヤモヤしているんですが」

「モヤモヤしていて納得できないんですが」

「ちょっと引っかかることがあって、ちょっとモヤモヤしています」

こう口火を切ってから、原因となる出来事について話してみてください。

そこではっきり伝えます。このほうが話が早く相手に通ります。

「誤解かもしれませんが、〇〇のことで、イライラしているんです。」

もちろん、とっさのときに言えない、言い返せないこともあるでしょう。

僕も、それで何度も悔しい思いをしました。この経験は次に活かせます。

事前にこういう言葉を言えるように意識できるからです。

相手と分かり合える価値は、恋愛成就と同レベル

自分に対して、不快に思っていることを言ってくれる相手、

まして本音でかかわってくれる相手を、多くの人は無碍にはできません。

みんな他人からのよい評価を欲しがっているからです。

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どんな人でも、誤解があるなら解きたいと思うものです。

明確に敵対している場合でなければ、相手は聞く耳を持ってくれます。

もちろん、結果として自分が不満な結果になることもあります。

恋愛における告白と一緒です。

多少、ギクシャクすることもありますが、利害関係があるなら

お互いが適度な距離を取ろうとするものです。

かくいう僕も、交渉の結果として感情的に満たされないこともあります。

理解されず、心がへこむこともあります。

そんなときは可能な範囲で伴侶に、自分の役割を交代することです。

うちの場合は、妻のほうから「私がやるわ」とよくいってくれます。

いいのかな? と思っても任せていいのが夫婦だと思います。

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