

メールやLINEに返信する暇もない、子供やパートナーにイライラ、子供ができてはじめて、自分がこんなに怒りやすいんだと知ったという声をききます。実はもともと短気なんです。仕事では誰かにペースを譲ったり、優先したりできていたのに、いざ家の中となると難しい。沸点を低くする具体的な方法をしりたい。
こういった疑問にこたえます。
本記事の内容
・気分のいい環境をつくること
・理想ばかり追うのをやめる
・見た目の欲に翻弄されない
気分がいい環境をつくる

自分自身のお気に入りスペースをつくることです。
①パーソナルスペースを確保する
②自分のお城にはだれも入れない
③天国をつくりあげる
① パーソナルスペースを確保する
自分の部屋がなくても、自分の場所はつくれます。
子供やパートナーにちゃんと話して、ここだけは自分のスペースだと宣言してください。そのための話し合いをしっかりしましょう。
✅パーソナルスペースをつくる方法
自分だけの部屋がない場合、それぞれのものを決まった場所を振り分けることです。子どもの場所、パートナーの場所、単純ですが、そうすることで責任をもって管理しようと意識するようになります。
子供は自分の持ち場をもらえるとワクワクしますよね。
②自分のお城にはだれも入れない
そこは聖域です。手を出されてはいけません。そこだけは死守してください。
✅縄張りを徹底させる
心の距離ともいえます。パートナーには邪魔だからと言って勝手に片づけさせない。子どもには触らせないぐらいのことは言っておくべきです。家族といえど配慮が必要だということを分からせること自分で自分の場所
子供がさわりたいとか言ってくる場合もありますよね。特別に今だけとか、理由がある場合にのみ踏み入らせるぐらいがちょうどいいです。
③天国をつくりあげる
あなただけの箱庭をつくってください。
すべてがカンタンに実現はしません。理想がすぐには手に入りません。でもその場所だけはあなたの天国にしてください。
✅パーソナルスペースを充実させる
たとえばお茶をするのが好きなら、自分だけのティーセットをしまっておくための気に入った化粧棚を用意するとか、自分だけのミニ書斎をつくるとか、そういう場所です。小さくてもかまいません。
そこにいれば自分が安心でいい気分に浸れる居場所です。こだわりまくってください。
僕も自分だけの机があって、いまもそこで作業しています。
理想ばかり追うのをやめる

理想と現実がかけ離れていると、その距離の分だけつらい思いになります。
短距離走だと思わないこと
短気だけに、すぐになんとかしたい、なんとかしなきゃと思います。
家族って長距離のムカデ競争なんです。歩調、みんなの息がぴったりだと進みやすくなります。みんなで一緒に進む、そのためには単独の短距離よりも時間が要ります。短気は損気です。
準備がいる、時間がいる、待たなきゃならないこともあります。
✅少し腰を落ち着かせる
独身の頃とは違うんです。子どもの都合もあるし、パートナーの都合もあります。 子供だってそうすぐに成長しないし、できないし、パートナーだって万能ではありません。
みんなの好みもあるわけです。それを受け入れつつ、でも自分のやりたいようにしたいことも実現させていく。
子供やパートーナーと調整しつつ、調和を保つことが大事なんだと思います。自分が今できることを考えて、地道に実行すればいいのじゃないでしょうか。
実際、僕もずっとやりたいことがありますが、すぐに実現することよりも、妻や子どもと、仲良く一緒に過ごせるほうが大切だと感じています。
見た目の欲に翻弄されない

もっともっとよい自分になりたい、いい環境に住んで、いいものを手に入れて、理想的な家庭にしたい。
理想に近づいていくために、有限のリソースの中から選んでいく必要があります。そこでおすすめなのが、書籍「人生がときめく片づけの魔法」のこんまりさんの選択方法です。
ときめきで、いるものといらないものを選ぶわけです。実は書籍の中では、このときめきについてあまり詳しくは語られていないのですが、個人的に実践して感じたことを以下にまとめました。
抽象的な表現になりますが、ついてきてくださるとうれしいです。
①内面の反応であって、外部への応答ではないもの
②自分の人生に欠かせないと長期にわたり思えるもの
③選択したときに自分に罪悪感を抱かないもの
以下、解説します。
①内面の反応であって、外部への応答ではないもの
これは!!!! という内面の反応をよく知ることです。
誰かが持っているから、ほしいなぁではありません。 喉から手が出るのではなく、ものすごい目から入ってくる、みたいなものです。内面から外に意識が向くのではなく、外面から内面に意識が向くものです。
「これがほしい!」というよりも、「ああこれだ!」みたいな感じです。
✅感情ではなく、感覚を信じる
考える間もなく反応させられる、してしまう、そういうものです。
難しいですけど、こんまりさんがおっしゃるように、まず身近な服とかの取捨選択から始めるのが一番いいと思います。触りつづけて反応を識別していると、じきに遠隔でも判断ができるようになります。
あたまでっかちにならず、あせらず、もっと自分の感覚を信じることが大事ってことですかね。
自分の人生に欠かせない、長期にわたり大切だと思えるもの
自分の人生の価値観に影響するものが優先です。
瞬間的なものではなく、長期間それがあるために幸せ、充実できる。そう感じられるもの、また選択です。はやりものを否定したいわけではありませんが、情報に踊らされるのは避けたほうがベストです。
以下、さらに感覚的な表現になりますが、なんとか感じ取ってもらえるとうれしいです。
✅はやりものではなく、自分の充実感
たとえば食べ物でいえば、体が喜ぶものは食べててわかります。瞬間的な興味の達成や、快楽ではなく、長期間にわたる充実をもたらしてくれるものです。
誰かがそれを買ったり、食べたりしていると、自分もそれがほしくなるけれど、実際に食べてみると、こんなものかと思ったりしませんか?
節制、禁欲、仙人になれということではないんです。それが本当に自分がほしいのかということです。「足るを知る」とかいいますが、まさにこれだと思います。
選択したときに自分に罪悪感を抱かないもの
これが分かりやすい判断の基準になります。
選択を間違うと、後悔します。 罪悪感が残ります。 誰かへの怒り、不満はありません。 自分自身に意識が向くんです。湧き出る欲は博打みたいな衝動です。だから、うまくいかないとがっかりします。
うまくいっても、いかなくても後悔したくないです。自分に罪悪感が向かない選択がベストです。これがわかってからずいぶん選択が気楽になりました。
✅後悔するのは人に影響されているから
見たこと、聞いた情報からの欲に釣られて失敗すると(嫌な言い方ですみません)、人の心はがっかりする仕組みになっています。
お腹がいっぱいなのに食べると、太ります。胸焼けします。たくさん服があるのに流行だからと買って着るのを忘れます。自分にフィットしたものではない限り、どんなに素敵なフライパンや家電、家でさえ、その選択に後悔します。
すみません、ほんと抽象的ですね。
もちろん、なんでも手に入れていいんです。それが可能ならOKです。
ただ、何事も自分視点にこだわって選択をすると、リソースがそんなにいらないこともわかります。足るを知るです。
結局のところ他人によらず、自分自身を幸せにする選択をするとイライラから遠ざかることになります。
実際、僕は甘いものが大好きで毎日のように食べます。 どちらかというと太りやすい体質ですが、運動してなくてもまったく太っていません。
愚痴るのではなく、相談場所を確保すること
すぐ反応、すぐに選択、 すぐ行動・・・なんでも気になると、気がはやるのがこのタイプです。
実現できないことにイライラするなら、身近な人に愚痴るのではなく、現実的になんとかしたいと相談することです。そうであれば、パートナーも選択肢を用意してくれるでしょう。
注意してほしいのは、自分の思いだけでつっぱしらないことです。まわりの気持ちも考えてあげてください。自分の思いでイライラしていると、しつこいと思われてしまいます。
でも相手の調子をみながらであれば、その熱心さ必至さを感じてくれるはずです。時間を置いて、相手が落ち着いて話せるときに、話してみてはどうでしょう。
僕もよく相談します。
妻はもちろん、むかしお世話になった人、親、保育園の先生にも、結構考えればいくらだって相談する場所はあります。そうすると次のステップに進めるものです。
ということで、今回は以上です。