
怒ったらすぐに切り替えられない、 いつまでたってもイライラ、やるべきことが手につかない、なんてことありませんか?
怒ってしまったら、怒り続けてしまう人は「執着気質が強い人」です。統計では2人にひとり、約半分の日本人が執着気質が強い人だといわれています。
怒り続けるのはやっぱり時間がもったいないと思います。やるべきことに切り替えられるといいですね。
切り替えられない人は執着気質

考がえすぎはNGだと思います。
考えすぎても、意味ない
執着気質とは、要求水準が高いので、自分にも他人にも厳しいんです。だからすぐイライラするし、カンタンにそのことを手放せませんよね。
自分だけでなく相手もなかなか許せません。子どもやパートナーにもそれをもとめてしまがちです。そんなガミガミしてる自分に 自己嫌悪になってしまったら意味ないですよね。
イライラしても短時間で切り替えられるのならいいのですが・・・
✅イライラするなら1回5分まで
たとえば、5分程度で十分です。思いっきりぐわーーっと悩んでみてください。 何かしながら考え続けるよりも、白黒つけたほうが良くないですかね。
イライラするたび試してみて、自分の「消化具合」をはかってみてください。
悩むべきは、これからの自分
どうせイライラして悩むなら、「これからの自分」について悩むべきです。
めざすところは高いタイプだけに、カンタンに目的地にはつきません。長距離走だと思うと楽になりませんか?
完全を求めるのですぐに「〇〇ができないとダメ」とか、自分と子供を責めてしまって視野が狭くなったります。
たとえば「結婚や就職なんて運も必要なのに、 勉強だけに固執する」とかですね。
何がきっかけで社会情勢が変化するかわかりません。たとえば勉強だけでなく、人間関係とか判断能力、柔軟性に対応できるセンスとかそういうことも大切です。
「その子のもっとも伸びる、活きる分野はなんだろうか、とか考えるほうがよほどいいと思います。
考えることは才能です
というわけで、考えつづけられることは、ある種才能です。
ただ、それが自分発の思考であるべきか吟味してください。イライラしたり、悩んだりするときには、受動的な発想になりがちです。ぜひ自分発の、「自分と家族のための思考」をしてください。
✅考えることは、自分が決める
「子どものためだから」と考えがちですが、(もちろんいいんですけど)僕の場合、「過去、自分がしてもらってうれしかった接し方」「自分が親になったからできる子育て」を大切にしています。
勉強とか、躾とか、自己肯定感とか、大事だと思ますが、「親の沽券にかかわることよりも、自分がどう感じるか」を正直に伝えることが大切だと思っています。
とりあえず、子どもも順調に成長しているので一安心です。
毎日考えるべきは、心から尊敬する人
名前は伏せますが、僕が心から尊敬する人が何名もいます。恩師と呼べる人もいれば、実の父以上に自尊心を与えてくれた相手もいます。
その方たちが僕の手本なのです。
その人だったら、どういうふうに子供に接するだろう、どう感じるだろう、どう反応するだろう、とイメージして子育てすることがあります。
実際に相談することは、ほぼありません。かつてご紹介したこともありますが、記憶の中の相手ならどう判断するだろう、選択するだろう、接するだろうと思うと、間接的に教えを乞うことができます。
実際には会ってないけど、「 (聖書の中の) キリストならどうするか」っていうクリスチャンの考え方も、これと同じです。いまとなっては、懐かしい思い出ですね。
考えすぎそうになったら、やるべきことは3つある

つぎのとおり。
・その①:まあいいかと、10回言う
・その②:循環気質の言うことは割引いて聞く
・その③:思考を中断させる魅力的なCMを入れる
こんなアイデアです。解説します。
その① まあいいか、と10回言う
まあいいかは、魔法のことばです。
ことばに出すことは、とても大事です。
自分が自分をゆるすことで、自分が解放されます。そして自分のことばを自分が聞けるので、自己説得できるわけです。
自分の声でも、耳に聞こえるとはインパクトがありますよ。
✅言えることは癒えること
「まぁいいか」といえることで、今考えてしまっていることが大したことじゃないと思えるようになればいいのです。 誰かに相談することで、愚痴が膨れていくことがあります。 気を付けてくださいね。
どんなに問題でも、大きな視点でみれば大したことではありません。受験に失敗しようと、いじめられようと、それだけのことです。今この瞬間で一生がダメにはなりません。解決できるときはきます。
僕はそうしています。
その② 循環気質※の言うことは割引いて聞く
循環気質というのは、 自己中心的で相手の話を聞こうとしない、なんでも大げさにいってしまうタイプの人です。
このタイプの発言には悪気がありません。むかし言ったことも忘れていたり、約束とかも自分の都合で情報がゆがみます。その場だけ切り抜けられればいいのです。誠実さをもとめてはいけないタイプです。
悪気がないだけに、振り回されて疲れちゃいますね。
✅どうしようもない奴、なのです。
考えすぎる人には、自己中心的な人の考え方は理解できません。自分と同じことを、相手にもとめることは無理です。求めても無理です。誠実じゃないやつです。ほっておいてください。
切り捨てるみたいになりますが、それぐらいの意識が必要です。すみません。
その③ 思考を中断させる魅力的なCMを入れる
テレビ番組などに入るCMを用意してください。続きをみたいのに 「いいところで切り替わってしまう」。考えすぎるときにいきなり挿入されるCMです。
常日頃から自分にとって魅力的な、キャッチーな情報を用意してください。自分にとって魅力的じゃないと、ずっと考えていたくなります。かなり好きなこと、意識をもっていかれるレベルのものです。
僕もよほどじゃないと、ずっと考えてしまいがちです。
✅事前に用意することが、重要
たとえばゲーム! 動画! 食べ物! なんでもいいです。
パソコンやスマホにショートカットを用意しておく、すぐにアクションを起こせる準備をしておいてください。
考えていると頭のなかがドライブ感にひたっている状態です。かなりのエネルギーなので、それをぶった切れるレベのものを用意してください。
ただ、依存するレベルにはならないように。ほどほどに。
自己防衛しつつ、生きていこう
というわけで、今回は以上にします。
最後に1つあり、それは「自己防衛の大切さ」です。
親の願いと子供の気持ちが一致するのは難しいです。理想と現実を比較して考えつづけていたら、育児疲れで子供が嫌いになっていきます。結果、育児放棄、児童虐待はご存じのとおりです。
つまり「理想の子育て=悩みの種」ですよね。
しかし、自分の知り合いなどと比較してまい、勝手な理想をつくりあげてしまう。なので僕は、「本心から興味をもたない限り採用しない」ことを心がけています。
とはいえいくら、興味をもたないようにしても、情報ははいってきますよね。
これからの子育ては、引き算していくことが必須だと思います。「本当からそうしたい」と思わない限り、興味本位で理想にしないことが大事、だと思います。
理想を追い求めることが悪いことではありませんが、かなり無理のあることを理想にしてしまうと苦しいだけなので、情報からの欲に踊らされないのがベストです。