

子育てのストレスを抱え込みやすい人は、アンテナを張って、全力で目の前のことに懸命になってしまっています。疲れるに決まっています。子どものために頑張るのは、たまにでいいんじゃないですかね。アンテナをあまり張り巡らさずに、もっと距離をとって子どもと接するといいかも🤔
子供との心の距離をとってみる

雑音を気にしない
アンテナのセンサーが敏感な人は、子育てはとても大変です。
ちょっとした刺激に反応します。音や、におい、汚れ、あまりにも感度が強いと、すぐに反応して問題を増やしてしまいます。
繊細すぎると疲れちゃいます。雪だるま式に怒りがたまる、そんな状態です。
✅鈍感さをきたえる
まあいいか、気にしない、なおさなくていい。汚くてもいい、大丈夫、それでもいい、 あえて目を背ける。そういう鈍感さを習得することをおすすめします。まずはそう意識してみてください。
人の感じ方は、調子のいい日、そうでない日で違ってきます。ああ今日は「そういう日」なんだ、だから気にしないようにしようと理解すれば、いいだけです。
面倒をみすぎない
「面倒みないといけない」のは嫌なものです。
連休だとどうしても子供の相手のペースになりがちです。それだけでイライラします。子どもの体にも、こころにも気をつけなきゃいけないからと、責任が親をしばります。
他人から指摘されたくないなぁと、思ってしまいがちです。
✅できることはやらせる
できることは、させることです。ついつい、やってませんか? やったほうが楽だからやってしまう。甘えるタイプの子供はどこまでも甘えようとしてきます。適度に突き放して本人にさせることです。
しつこくてうるさい子の場合は、やったほうが楽だと感がますが、それでもやらせるようにしないと、親が苦しいままです。
子供が今何ができるのか、できないのか、わかると思います。ついつい癖になっててやらないことです。
心にブレーキをかけるって、ちょっと意識がいりますよね。
ストレスを貯めこまない
適度に発散させないと誰でも爆発します。
全部自分でやろうとします。頼ることも苦手、叱っているのを他人に聞かれたくない、自分さえ耐えればいいと思っている、そんな子育てでは苦しくなるのが当たり前です。
✅いい親だと思われようとしない
いやなら叫んでいいです。わめいていいんです。子どもみたいでもいい。親っぽくみせなくてもいいんです。自分ができる親、いい親ではないと自覚することが大切だと思います。
人は理想を求めます。いい親でいたいのです。しかし、自分のために育児を親に頼む、義理の親にも頼む、解放を感じるために、パートナーに甘えたり、叫んだりしてください。そして自分がやることを優先する。そう子供みたいに。
僕は、そうします。それでもとくに問題起きていませんよ。
子育てで距離をとる2つの提案

以下2つの視点を提案します。
・その①:物理的に距離をとる
・その②:子供を、一人の人間だと意識する
その①:物理的に距離をとる
子供が近すぎると、ぼやけて見えなくなります。
冷静になれないと、ちょっとしたことが生意気に感じます。
たまに会う親戚の子の成長に驚くのと逆で、いつもみているとなかなか子どもの変化ってわかりません。
タケノコみたいに、毎日少しづつ成長してるんです。
✅たまにでいいから思い出して
冷静になることがやはり大事だと思います。
毎日見ているなら、まる1日、会わない時間をもってみてください。
親戚に子供を預けるとかです。
その間に、たまにでいいから思い出してください。
生まれたばかりのころはどうだったか、 もっと小さいときはどうだったのか、
写真をみながらでもいいです。どれだけ大きくなったのか思いを巡らしてみてください。
僕も意識して思い出すようにしてています。 「あんなちっちゃかったのに、よくもまあ、ここまで大きくなったなぁ」と思います・・・「おおきくなったなぁ」ということばは実感しないと出てきません。
その②:子供を、一人の人間だと意識する
ついつい、子どもは、「子供」なんだって思っています。
子供は自分とは違う人間です。同じ遺伝子ももっていますが、全然別物でもあります。他人なんです。分かり合えなくて当然です。
自分と同じだと思うから、ありえない! と鼻につきます。
✅他人の子だと思ってみよう
ためしに、他人の子だと思って接してみてください。そこにはある程度、こころの距離があります。親だからとずいずい踏み込むことも躊躇します。ちょっとしたいたずらでも、失敗でも他人の子だからほっておけます。
ちょっと意識がかわる、これが大事です。ずっとパジャマを着たままでも、まあ、そういう家庭もあるよねー。って思えるようになります。連休のときぐらい自分もその子の親を休む。日頃、親の責任を感じまくっているのなら、たまには他人の子だと思って扱うことも面白い体験です。
もちろん、他人の子だろうと、やめさせなきゃいけないこともあるので、そこは気を付けてあげてください。
すこし無責任になって自己防衛してもいい
責任感と不満を抱きすぎないことが大事なんだと思います。無責任になるというよりも、自己防衛だといえます。
育児疲れでいろいろな悲しいニュースが流れます。子どもとしてあたりまえな行動なのに、親が疲れ切っていると余裕が持てません。親をやっていると、そりゃ、そうなるかもとは推測できます。
仕事でいえば、過労と同じですよね。
子育てに定時も、ワークシェアも、チームやルール、連絡相談する相手もいなんです。責任感があるのは素晴らしいですが、僕は「意識的に無視、回避する」ようにしています。
いろいろ気にして、頑張りがちな人であれば、多少無責任な育児なぐらいがちょうどいいことがほとんどです。
子どものことを気にするのも、人目を気にするのも、ある程度は必要ですが、しっかり自己防衛していくことが、結果として良好な親子関係につながるのだと思います。
実際に、いろんな家庭をみてみると違いに驚かされます。無理しそうなら、ほっておく、心のブレーキは大切です。
(2019/12/3の記事のリライトでした)