攻撃しないために、こころのバランスをとる
ひとは心に余裕がないと、自分より弱い相手を攻撃します。
虐待はもちろんよくないのですが、自己犠牲ももちろんだめなんです。
そこの線引きを決めるのが誠実さです。
あらためて申しますが、誠実さとは、
『自分と相手の気持ちと感情を大切に扱う』ということです。
大抵の人、ほとんどの人が偏っています。
心に余裕がないと、自分優位な人は相手に攻撃的になります。
ストーカーになったり、いじめっこ、毒親になっています(自分>相手)。
逆に、相手優位な人は、人が心に余裕がないと疲れてしまいます。
自己卑下や自己犠牲で、いわゆる「孤育て」をしてしまいます(自分<相手)。
心の余裕のためのポイントとして、
「そもそも自分は偏っているんだ」という自覚こそが大切です。
そのうえで、相手も、自分も、両方が大切、ということを心に刻むことです。
それが意識できるだけで、一線を超えることは確実に減ります。
問題は自分ではなく、外側に原因があることもある
「衣食足りて礼節を知る」という言葉があります。
心の余裕のために、お金、経済的な余裕はかかせません。
それは将来への見通しがつくからです。大切なのは「見通し」です。
経済的な問題を前にして、心の偏り以前に原因があります。
それは自分では、どうしようもならないこともあるのです。
とくにコロナ禍やデフレなどの問題は、自分ではどうしようもありません。
努力して改善できない問題は、すでに個人の責任の外側の出来事です。
難易度って、全然違いますよ、バブル期と現代とは大違いです。
やれることだけ、できることだけ、でいいわけです。
だからこそまず、 心の余裕 > 経済的な余裕 です。
現状どうにもならないなら、現状で心の余裕をもつことです。
自分も、現代という環境も許すことです。
できないこともあります。あなたのせいじゃないってことです。
見通せず不安だからこそ、見通せないことを許すことです。
それでも仕方がないのが、今日なんです。
ここでこだわって執着すると、苦しくなる一方ですよ(笑)
大切なのは、家族の仲が良いこと
経済的な必要や、自分のことや、相手のこと、それも全部大切です。
ただ、そのどれかで怒りや不安を感じて、仲が悪くなることは悲しい。
一番大切なのは、家族が仲が良いことです。
誠実さとは、自分と相手の気持ちと感情を大切に扱うことです。
イヤならやめるし、やりたいならやってあげる、です。
心の余裕がもてる考え方は、自分を許し、相手も許すこと、です。
執着を手放していくこと、です。
理想とは程遠くても、そこまでの道のりが上向いてなくても、
今ある家族や仲間が仲が良ければ、それだけで間違いなく合格です。
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かつてのような時代なら、結婚は当たり前、ひきこもりは少なかった。
みんなと同じものを持っていれば、仲間外れにならなかった。
お金に余裕があれば、こんなに子供を怒ることもなかった。
だからこそ、我々ができることがあります。
これからの日本が良くなるために努力する人を選ぶこと、です。
かつての日本を取り戻すため経済産業省が、『高圧経済』に舵を切りました。
こういう政策を推進させる人を選ぶことです。
そしてデフレを推進させた財務省の政策に沿う人を選ばないことです。
それが僕らができること、だと思います。