
「ジュースなんで買ってくれないの!」
「学校いきたくない!」
「もっとゲームさせて!」
感情とは体をかけぬけるエネルギーです。
うまく流れないと、淀みがたまってしまいます。
すべての発言の裏には、必ず感情があります。
親である私たちは、多忙ゆえか、
あまりにも「ことがら」に着目しがちなんです。
「ことがら」に振り回されると
( ;∀;)ケンカになります。
そこで「感情に目を向ける」ことができると、
子どもの「要求」がわかるようになります。

大別される5つの感情
感情は以下の5つに大別されます。
引用:SATカウンセリング便利シートから抜粋
基本感情 | 派生感情 | 感情の意味(期待要求) |
喜び | 共感、興味、安心、自信、好意、 感謝、感動、意欲、成長、期待、 勇気、充実、愛情、満足、使命、 開放、希望、願望、畏敬、憧憬、 | 期待と要求が 「叶う」 「叶いそう」 |
不安 | 焦燥、混乱、恐れ、危機、自己否定、 | 期待と要求がへの 見通しがつかない |
怒り | (他者への要求) 悔しさ、恨み、不満、敵意、憎悪、 不信、攻撃、拒否、軽蔑、理不尽、 (自分への期待) 羞恥、自己嫌悪、後悔、自責、罪悪感、 | 本来どうあるべきか 「相手」への要求 「自分」への期待 と現実との差 |
悲しさ | 孤独、無力、喪失、虚無、 切なさ、不条理、絶望、諦観、 | ・相手への要求 ・自分への期待 への「あきらめ」 「諦めへの予感」 |
苦しさ | 辛い、苦痛、苦悩、 | ※否定感情が継続 |
※否定感情が継続=不安、怒り、悲しさが継続する状態が「苦しみ」です。
このように、
喜び以外は、すべて否定的な感情に
分類されます。
僕らが味わう否定的な感情は
それほど多いのです。
感情がわかれば要求がわかる
ここで一度整理します。ちょっと難しい話になりますが、
①「表面的な要求」の裏には、
②「感情」があります。その「感情」は、
③「自分と他者への期待・要求」から生じます。
まとめるとこんな感じです。
① 「表面的な発言」
↑
②「感情」
↑
③「期待・要求」
ここでポイント! です。
感情がはっきりすると、要求もはっきりします!
今の気持ちを「認識するだけ」で、
もやもやとした気持ちが晴れすっきりすることがあります。
それは、自分の要求が明確になるため、
「対処」方法を自覚することができるからです。
たとえば、
「学校いきたくない」
→怒り、不安、悲しさのどれかを聞く
(この段階で子供も課題がすこし整理される)
「わかってもらえないことがあった」 「かなしい」
→ 子どもに「どうしたいのか」要求を聞く
「ともだちにちゃんと話を聞いてほしい」
→ 解決法を親子で一緒に考える
あたまごなしに、
「とにかく学校行きなさい」
というのとは、ずいぶん話がかわってきます。
感情がみえたら、チャンスです。
子供にもう少しだけ詳しく、
ゆっくりと話をきいてみてください b(^o^)d
もっと学んでみたいかたは、
こちらの記事をどうぞ。