自立≠強くずぶとい子

4つの立ち位置(スタートライン)

親も子も、もっとも自分が発揮される位置にいたいものです。でもちょうどいい位置というのは、誰も教えてくれません。まず知るべきは、いま自分がたっている位置です。

今立っている場所、スタートラインが大事、口ではさらっと言えますが、これはとても大事なんです。わかってないと、間違った努力をしてしまい、うまくいきません。基礎ができてないのに、応用ばかり学んでも身に付かないみたいなもの。つまり子供にあってないのです。

だから子供の立ち位置を理解することが、とても重要なんです。

まずは以下の4つの立ち位置(スタートライン)から、お子さんのタイプを確認してください。

  1. いわれなくても、やる子
  2. いわれたら、やる子
  3. いわれても、やらない子
  4. ほんとはやりたくないけど、やる子

1.いわれなくても、やる子

もっとも成熟しています。自立しているともいいます。目的を自覚しているし、成長することが喜びです。親としてはこういう子供は育てやすいですよね。楽です。ほっといてもいいと親が安心できるタイプです。

2.いわれたら、やる子

つぎに育てやすいタイプです。素直でかわいい、言うことをよく聞いてくれる。親としては楽ですが、子供としては 主体性<周囲優先 です。自分を守るために周りのことを優先して考えるタイプです。

3.いわれても、やらない子

めんどくさい子です。返事はするけどやりません。育てにくい子です。親に甘えてきます。自分は許されると思っています。だから自分がやるより、親を頼ります。他者より自分のことを優先して考えるタイプです。

4.ほんとはやりたくないけど、やる子

育てやすい子です。親は楽ですよ。これが一番やっかいです。わかりづらいんです。子供が苦しんでるかもしれません。自分がやらざるを得ないと思い込んでいます。声を上げることが不得意で、仕方なくやっているタイプです。

この4タイプは、あくまでも親からみたときの状態です。家の外の環境・相手によって変わったり・・・わりと耳にしますよね。

それぞれの立ち位置から自立へ

親がしつけをするうえで、こどもに伝えてあげられること行動としては以下の2つです。親はその道筋を伝えてあげることだと思います。

  1. 自分と相手のことを両方とも大切にできる
  2. 言いたいことをどんな状況でもぶれずに言える

1.いわなくても、やる子

影響力が強い子です。気を付けないといけないのは、自立は正義ではない、ということです。このタイプは善にも悪にもリーダーです。だからこそ、親の価値観の影響、その波及力が大きいです。

相手も自分と同じように大切にできるしつけが(とくに)望まれます。

2.いわれたら、やる子

いい子にもっとも大切なのは、勇気です。親の仕事は、褒める、はげます、後押しすることです。自信を持たせて、自分で発言、選択することを最重要にしてください。そして親が謝ることです。

親が絶対ではないということ、世界の広さ、選択肢の多さを教えて自由にしてあげてください。

3.いわれても、やらない子

まずこのタイプには「与えることは奪うこと」です。しかし、もしかすると、家の外では「2.いわれたら、やる子」かもしれません。外で頑張ってるから、家では甘えたいってことです。とくに「身体的な接触」は子供には大切です。甘えさせてあげてほしいです。

そのうえで、叱ることは叱ることがいいのだと思います。

4.ほんとはやりたくないけど、やる子

とくに長男、長女がこの傾向になりがちだといいました。我慢しているので、言いたいことを言えず親を頼れないどうしても下の子優先になるので、本人は不満がたまります。気を配っって、抑えがちな声を引き出してあげてほしいです。

頼って声を上げてもいいことをしっかり伝えてあげてください。

ここまできてなんですが、子供が自立タイプになることが、子育の目的ではありません。なぜなら大人になっても、この4タイプに分かれているわけですから。自立タイプ=しつけの成功、というわけでもないのです。

では、そもそも自立ってなんだよ、と思いませんか?

目指すのはずぶとく強い子

子供が自立タイプになることが子育の正解ではないと思います。親と子で大切なのは、どんな状態でもOKなんだ、生きてていいんだ、自分は生きててもいい、認められていると思える自尊感情です。

そもそも自立タイプでなくても、どのタイプでも価値がある人です。

  • 言われたらやる=模範的な市民です。
  • 言ってもやらない=相性次第で最高の人材です。
  • やりたくないけどやる=正義の人です。

自立タイプでも、偉人や著名人になる人もいれば、少々極端ですが、社会犯罪、邪悪な思想、独裁者にもなるわけです。原因は、親への反抗、愛情への執着があります。優秀な子でも歪んでいる・・・こういう話って、身近で知ってます。

親が子育てで苦しむのは、子供と相性が合わないからです。行動や性格が合わないからです。これはただの人間関係です。子供を矯正するのはまさに強制です。強制されることは、イヤですよね。

結論、親のつとめは、しつけ以上に子供が存在する価値があると伝えることです。そうすればコロナで仕事がなくなった程度で、結婚できない程度で、自己卑下する、自分を恥じる、ことはないのです。

社会情勢、経済などの不確定要素による結果と、自分の価値は別です。「自分は認められている」と思えば、人は暗黒面に落ちません。ずぶとく光に向いて生きていけます。

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