自分の顔に責任をもちなさい
「12歳になったら自分の顔に責任をもちなさい」
僕が小学2年生のときに岸本先生から教わった言葉です。
顔は考えていること、生活環境、状態のバロメーターです
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なぜ「12歳になったら」なのか。
それは親の影響下から抜け出ようとする時期だからです。
反抗期・・・それは自立期です。
親の考えから抜け出そうと、その意思が表情に現れるからです。
凛としているのか、きらきらしているのか、線が細いのか、太いのか、
顔の表情はあまりにも雄弁です。
人の評価は「見た目が9割(メラビアンの法則)」というのがあります。
これ実は、世間に流布している情報は誤解に基づいています。
「言葉の内容よりも、見た目が大事」って、大抵は思っていますが、
しかし、実際には、どんなに容姿要望が優れた人であろうとも、
『しかめっ面で、声が怒って』いるなら「ありがとう」と言われても、
印象は悪くなる、というものです。
つまり容姿、要望、見た目というよりも、表情や声が大事なのです。
たしかに容姿、要望の良い人は、好い評価されやすい傾向にはあります。
しかし、「表情」や「声」にはその本質が露わになっています。
その発しているエネルギー、表情、筋肉の動き、声の厚さ、しぐさで、
だいたいの人間像は分かるものです。
「12歳になったら自分の顔に責任をもちなさい」・・・それは、
「内面は予想以上にばれている、だから日頃から襟元正して生きようね」
ということなんです。
よかったらぜひ岸本先生の言葉を、お子さんに伝えてあげてみてください。
僕はこの言葉のおかげで、なんとか引き締めて生きてきたつもりです。
これからも、きりっと生きたいと思います。