

躾けのためにも、子供と親しくなることです。親子関係の良好さがすべての土台です。子供の心が開いているかも分からないのに、行動だけ注意しても意味がありませんよね。そこでキスです。キスは単純な行為ですが、接触という言葉を超えたものは、子供と良好な関係を築くうえで効果的です😆
キスに邪魔な要素をとりのぞく

単純なことですが、喧嘩してるならまず仲直りしましょう。
親子関係以前に、人間関係です。仲良くなければキスしてくれませんし、自分もキスしたくもありません。良好な親子関係のスタートラインに乗れていません。
目的は親子関係の良好さです。躾するにも、心の距離をなんとか縮める努力がいります。怒ってもわかってもらえません。お互い冷静になれることが大切です。しばらく距離を置くこと、心を砕いてまず親がオープンになること、はとても大切です。
「子供の行動」がどうしても気になりますが、そんなときこそ「子供の気持ち」に焦点を合わせてみてください。もちろんすぐに問題解決できないかもしれませんが、その視点を持つことは、後々の親子関係で全く違った結果を生み出すことになります。
✅邪魔な要素をとりのぞく
子供がキスされるのを嫌がるなら、とりあえずやらないことです。子供はぬいぐるみでも、人形でもありません。なぜキスさせてくれないのかを考えることが大切です。結婚前にパートナーに接したように接することです。
とくに父親は母親と比べ子供と接触する機会が少ない傾向にあります。キスしてもらえなくて当然だと思ってはじめてください。
親は工夫することが必要だと思います。たとえば父親の場合なら、ひげが痛いとかもキスを嫌がる理由になります。優しい子供なら親のことを気づかって、それを表現しないなんてこともあります。親は心を開いて、表現できる相手であるべきです。
子供本人の意思を大切にすればいいだけです。支配する相手じゃないのです。
わかりやすい結果をのこす

続けていることが実感できる仕組みが大切です。
もっとも効果的なのが、カレンダーに印を付けることです。キスできたら〇とか★を付ける。一目でわかるので効果的です。
キスできた日をみて、親子の距離が近づいていることに自信がもてるし、〇とか★がつかない日をつくりたくないという気持ちにもなります。できるだけみて自分がうれしくなるマークにしてください。
単純ですが、とても効果的です。たのしめないと続けられません。
✅日常行動に関連付ける、きまったタイミングにする
そもそもキスに回数制限はありません。できるようになってきたら、いつでもどこででもキスすればいいことです。
ただ、義務だと思うと、なにごとも面倒です。何かに関連付けてたとえ習慣化させることです。たとえば朝、玄関先まで出て行ってキスするのがめんどくさいなら、朝起きたときにするとか、朝食前にするとか日常行動に関連づけることです。
キスをクセにすることです。やらないと気になるレベルにするためにはいつもきまったタイミングにすることです。
場合によっては、相手にとらわれず直観でキスすることです。
受け容れてくれることもありますから。
小さな行動よりも大きな目標

親子関係にも、ビジョンが大切です。
キスを毎日しなければと考えることよりも、良い親子関係を築くことに意識を向けることだと思います。
キスすることよりも、子供といい関係を維持することが目的です。躾もおなじです。行動よりも子供の内面が優先されてこそ、豊かな親子関係が生まれ、躾も効果がでます。
意識していれば、キス以外のこと、子供の気持ちに配慮するフォローもできるようになってきます。実はそちらのほうが大事だったりします。
大切なのは、意識です。大きいところ目標を見ることです。
✅すこしづつ、かんたんなことを
キス以外にも、子供との良好な関係のためにできることがあります。自分の直観を大切にしつつ、簡単なことに取り組んでください。薬指を折り曲げる程度簡単なこと、80%の実行自信度でまちがいなくできるだろうと思えること、やろうと思えることをしてみることをオススメします。
何事もですが、少しづつ取り入れればいいのです。
「人は、やり過ぎたと感じた瞬間にすぐにやめてしまうもの」であると
スタンフォード大学のババ・シフ教授も指摘しています。
どんなに好きなこともやりすぎると飽きるのと一緒ですね。
完璧な親子ではなく、最適な親子をめざす

人生全般に言えることですが、執着気質の人は完璧主義者なので、すぐ後悔しやすいです。自分の基準が高いので、相手にも自分にも攻撃的になることもあります。
基準が自分にあれば後悔も、攻撃的にもなりません。親としての自己肯定感も下がりません。そもそも勝手に自分が基準を高くしているのが原因です。
その基準は自分が勝手に思って定めた基準です。多くの場合、何かの情報を得て勝手に設定しています。つまり大切にしている基準は外側の情報で、自分発の純粋なものではないものかもしれません。
自分の外側に基準あるからそれと比較して、簡単に自己卑下していないか考えてみてください。その悩みは親として健全ではあると同時に、もっと自分の内側の声を大切にすることです。誰かに見られているとか、比較されるからとか、考えずに良好な親子関係を築ければそれでいいのだと思います。